久しぶりの経過報告

随分と放置をしてしまいました。

これを継続的に読んでいる方っていないと思うのですが、いま治療経過はTwitterでしか書いていないので記録は残しておこうと思います。もしかすると誰かの参考になるかもしれませんので。

 

前回の記事が5月初旬だったのでその後の状況について。

(ここでは主に不整脈…心房細動と期外収縮について書きます)

 

2020年5月下旬に心房細動発作。約3時間継続。勤務中(会議中)。

それ以降はしばらく発作無し。抗凝固薬(リクシアナ)も中止。

2020年10月頃から就寝中にAppleWatchで高心拍(だいたい130bpm前後)状態を何度か記録する様になって、再発の可能性を意識する様になる。

2020年11月に勤務中の高心拍を感じ、オムロンの心電計で心電図を取ったら心房細動が

見つかり、主治医に診ていただいて再発判定。

 

再発認定はされましたが、抗凝固薬の服用は再開しておりませんし、抗不整脈薬の処方も出ていません。具体的な処置は一切していない状況です。抗凝固については、循環器内科医の先生の間でも少し意見が分かれるようで、いま診てくださっている先生方は基本的に抗凝固は不要と考えているようです。でも、Webでいろいろと情報を見ているとカテーテルアブレーション手術で根治出来たと思われる患者に対しても抗凝固を継続するという考えを持っている方も多いようです。ちなみに私のCHADS2スコアは1です。高血圧のみ(降圧剤を使用して、今の血圧は125/75程度)。

 

大学病院は2020年は6月、8月、11月に受診。11月の時点で再発認定され一応経過観察となる。今も経過観察は続いていて、次回は4月受診予定。

 

最後の高心拍発作が記録されているのは、2020年12月の出張先ホテルで就寝中に。この時は、出張先だしたまにはいいかって思ってホテルの部屋でお酒を飲んで寝たら起きました(コロナの関係もあり、居酒屋さんとかではなくホテルの部屋で寂しく飲んでおりました)。

 

実は、いま別件で体調を崩していて在宅勤務をしながら療養中です。

今年に入ってから不整脈の発作は出ていません。ずっと悩まされてきた期外収縮も在宅になってからはピタッと出なくなりました。昨年の11月に24時間ホルター心電計を着けて検査を行ったのですが、この時は24時間で心室性期外収縮が約12,000発出ている事が記録されていてすごくびっくりしたのですが…

 

就寝中の高心拍発作は実際にどのような心電図波形なのかが分からない状態です。ただ、継続時間が1時間から2時間と長い事と、心拍数の記録が大体130bpmくらいであることを考えると心房細動が起きている可能性が高いと言われています。どうするのか?ですが、今考えられているのはカテーテルアブレーション治療の2度目の実施。発作に付随する苦痛や不快感は、術後3ヶ月経過後は全く経験していないけど、心原性脳梗塞のリスクを考えると根治しておきたい病気ではある。手術に伴う負担というのは非常に大きいし、術前検査も結構大変だ。特に経食道心エコーの辛さは半端じゃない。だけど、個人的には再手術をしておきたいと思っている。

 

2021年1月にAppleWatchで心電図を使えるようになりました。私が持っているのもSeries4なのでこの機能を使っています。最近はオムロンの心電計を取り出して心電図を取ることはほとんどなくて、確認程度であればAppleWatchで済ませています。気になる状態のときに限ってオムロンの心電計できちんと計測します。AppleWatchの心電図機能は心房細動と診断されていない人を対象とした機能なので、私のようにすでに診断されている人向けの機能では無いそうなのですが、再発状況の確認には重宝しますので、欠かせない機能になっています。心電図を取らなくても、一日中腕に巻いておくだけで高心拍状態などの検出もしてくれますので、異常の発見や治療につながると思います。心房細動が起きているときは、心拍数が高く記録されますので心拍数の記録を確認するだけで絶対に気付きますし、設定さえしておけば通知もしてくれます。心臓に少しでも不安を抱えている方は、装着して行動することをおすすめします。

循環器診察

かかりつけのクリニックで診察。

4月中旬に発作を経験してからは、再発は無し。

 

診察では現在の状況について説明。

発作が起きていないことは良い事なのだけど、アブレーション手術後に1度でも再発が起きているということは、再発リスクがある可能性が高いというニュアンスのコメントを先生からされてややがっかりしている。起きない人は全然起きないらしいのだ。

 

今はβ遮断薬を併用しているので、それが効いている可能性もある。だから再発していないという。。。カテーテルアブレーションを行うと、抗不整脈薬などの効き目が良くなることもあるらしく、私の場合全然薬が効かなかったけど今は効いている可能性も否定できないのだ。β遮断薬はこれまで私が使ってきたような薬と比べると弱い薬だと先生も仰っていた。

 

再発は明らかに起こりにくくなっている。まあ、手術をしているのだから当然なのだが。。。実は、お酒を二日に1度くらい飲んでいるのだけど、全然発作が誘発されない。手術前は、もう少し発作の頻度が高かったと思う。飲み会とかに参加したら絶対にアウトだった(手術後に飲み会は無いので、家飲み。缶ビール1本が限度)。

 

次回の大学病院の診察が6月なので、それまでに再発があるかどうかというのが一つの判断指標になるかもしれない(ある病院のこの病気に対する治療について書かれたコメントを見ると、術後3か月以内の状態は再発とは捉えないという記述もあるが)。

 

クリニックでの処方は、アジルバとアーチストのみ。次回の診察は大学病院の診察のちょっと前。血液検査をしましたので、休み明けには結果が出ると思います。大学病院で検査していますが、発作が起きた翌日にBNPを計測して高い値が出ているので、発作が2週間以上起きていない状態で計測したBNPがどうなっているかが気懸り。ふつうは手術後は下がるのだそうです。値が。

術後の経過

術後の経過です。

 

先週、術後1回目の検査と診察を受診してきました。

新型コロナの影響で、都心の大学病院で受診することにかなりの抵抗があったのですが、予定通り検査と診察を受けてきました。

 

検査は、胸部レントゲンと採血、心電図。

診察では、診察日の前日に発作が再発してしまってそのことを話しました。術後3週間ですので、まだ心筋組織が安定していないこともあるため、発作の再発にはあまり神経質にならないようにと。ただ、やっぱり心配になります。苦労して手術したのに再発となると。。。しかも、短時間の心房細動発作ではなく6時間も発作が継続してしまったので。そのあとは、発作は起きていません。

 

ちなみに、血液検査の結果でBNPが161もあって全然下がっていませんでした。ですので、自覚していない発作が結構起きているのではないかと先生も考えているようです。通常は、術後BNPの値は下がってくるらしいです。

 

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病院ですが、現在初診受付休止中。再診も延期できるものは延期して対応しているとのことで、院内はガラガラでした。入館時に非接触の温度計で検温して体調確認してから入館。血液検査も普段だと500人待ちくらいなのに待ち時間無し。心電図や診察も同様です。そんなこともあってか、外来の診察は比較的時間をかけてじっくりと話せたと思います。でも、感染してしまうのが怖いのであまり行きたくないですね。

 

発作が出ていることとBNPが高いことを考慮して、β遮断薬のメインテートを2か月分処方されました。現在アーチストも使っていますが、併用という形になります。同系統ですが、作用点が若干違うとのことで。。。抗凝固薬のリクシアナは継続投与になります。こちらは焼灼した部位から血栓が出来るのを防ぐためで、術後3か月を目途に服薬を行うことになるのだそうです。

 

発作は起きましたが、全体的には安定しています。

ただ、期外収縮は少し増えているかもしれません。胸の痛みや穿刺した場所の痛みは全く無く、手術に関わる不具合は無いようです。

これまでは、抗不整脈薬を飲んでいても月に数回は発作が起きていて、非常に辛かったのですが、そういう事態は回避できています。再発が続くようであれば、2回目のカテーテルアブレーションを検討しなくてはならなくなってしまいますが、まだそういった判断をする時期では無いので、経過を観察していくことになります。

 

5月に入ってすぐにクリニックの主治医の診察も予定されています。

大学病院と連携して治療に当たっていますので、心電計で記録したデータの蓄積を進めていきたいと思います。大学病院の先生からも心電計の記録は行ってくださいと言われています。

 

 

手術終わりました。

カテーテルアブレーションの手術が終わった。

検査と手術の経過について書いておこうと思う。

 

3月中旬に経食道心エコーと心臓CTの検査を受けました。

経食道心エコーと心臓CTはいずれも直前4時間とか5時間とか禁食。1日にこれらの検査をいっぺんに行うので、当日は全然食事が行えず。

 

経食道心エコーは、食道から心臓の内部を観察しようとする検査で、心臓内に血栓が出来ているかどうかも分かってしまうらしい。検査は胃カメラのようなプローブを口にマウスピースをして飲み込んで行うかなりキツイ検査。麻酔としてゼリーを口に含んで飲み込む上にスプレーをして痛みを抑える。それでも、かなり痛かった。そして吐き気が襲う。実は手術よりこっちの方が検査としては辛かったかも。

 

心臓CTは、造影剤を静脈に注射して行う検査。造影剤を使うこと自体初めてだったので、体が熱くなる感覚とか異様な感じであった。

 

この検査の時は診察が無かったので検査結果については術前オリエンテーションで簡単に説明があった。

 

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手術は検査後に3泊4日で。

 

初日は、胸部レントゲン、血液検査、心電図検査。夕方からspo2、呼吸、心電図のモニタリング開始。手術前準備として、いろいろ。足の付け根にマーキングしたりもした。

 

二日目は、朝から点滴。午後からアブレーション(高周波です)。

アブレーションは全身麻酔だったので何がどうなったのかは全く分からない。。。

事前の説明では両足の鼠径部と頸部からアブレーションカテーテルを挿入して、アブレーションを行うとのことであったが、実際は右足と頸部のみであった。心房細動と期外収縮の両方を治療する予定であったが、心房細動は不整脈の誘発が出来たので問題なく焼灼が行えたが、期外収縮は手術中の発生が皆無であったため、手付かずだったとのこと。残念。

 

術後は5時間くらい足を自由に動かせない絶対安静の期間がある。これがなかなか辛い。4時間が経過した時点でベッドを30度起こしてもらって、晩御飯。食べにくかったけど、麻酔による吐き気とかは無くて完食。ちなみに、病院食は食べられないものでは全然無くて比較的美味しいと思った。

 

三日目。午前中に足の止血していた箇所のテープが外され、点滴も外れて自由に歩き回れるようになる。午後、もう一度採血と胸部レントゲン、心電図の検査。

 

四日目。朝、モニターが外されて、退院。モニターで監視していた期間での不整脈の発生は無く、帰宅後も経過は良好。

 

不整脈は、完全に治まるかどうかはまだ分からない。

術後しばらくは発生する事もあるので、気が抜けない。ただ、抗不整脈薬の服用はもう行わなくてよいとのことだったので、投薬は変更。

 

病院から出されたお薬は、ネキシウムカプセルとリクシアナ。ネキシウムは30日間飲み切りで、リクシアナは、いつまで続くのだろう?それ以外の薬は、クリニックで出されているアジルバとアーチスト。抗不整脈薬のベプリコールとリスモダンは中止。

 

これで、心房細動が治ってくれると、本当に嬉しいです。。。

 

大学病院とかかりつけの循環器内科受診は、当面続くと思いますので、経過については引き続き記していきます。

血液検査の結果と投薬

血液検査の結果を列記しておく。代表的なもののみ。

 

アルブミン(ALB) 3.8 L

クレアチニン    1.08 H

尿酸        8.8 H

クレアチンキナーゼ(CK) 154

凝固コメントとして、

PT-%        94

PT-INR       1.04

PT-秒        11

 

ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP) 130.8 H

C反応性蛋白(CRP) 0.24 H

 

Hは基準値オーバー、Lは基準値未満

オーダーしている検査から先生が読み取ろうとした情報はだいたい分かった。凝固コメントの部分は、カテーテル治療を行うので静脈に血栓があってはまずいため、血液サラサラ薬の投与におけるデータを取ったのだろう。BNPはこれまでで一番高い値。CRP定量もこれまでの検査では病気になっていなければいつも0.05未満なので今回は高い。尿酸値は揚げ物の食べすぎかな???尿酸とクレアチニンはちょっとまずいので、食事を見直します。。。

 

投薬の状態も記載しておきます。

循環器

アーチスト 10mg/day

アジルバ 20mg/day

ベプリコール 200mg/day

リスモダンR  300mg/day

リクシアナOD  60mg/day

心療内科

レキサルティ  1mg/day

 

Naチャネル遮断薬のみ、前回の診察でサンリズムからリスモダンRに変更になっています。ベプリコールとリスモダンRは、手術前に服薬中止です。

 

大学病院の診察

2度目の診察を受けてきました。

採血と心電図。そして診察。

採血は採取後1時間で結果が出ます。そのためにコストも支払うのですが、、、

心電図検査は普通の12誘導心電図なのですが、クリニックでの検査と比べるとより厳密というか検査する人の裁量が感じられる検査になっていて、さすが大学病院だと感じることに。。。

BNPは相変わらず高いです。130台。尿酸値とCRP定量も高め。心電図の方は発作が起きていないので洞調律。Naチャネル遮断薬をサンリズムからリスモダンRに変更したのですが、相変わらず発作は起きています。ただ、発作の時間帯が就寝時や起床時から夕方に変わってきて、薬の切れ目と関係あるのかもしれないと思うように。そうすると、この薬はある程度効いているのかもしれません。

大学病院の次回受診は3月中旬。経食道心エコーとCTを受けます。その次の週に入院してカテーテルアブレーション手術となり、先生と次回会うのは手術の説明の時になります。

今日から、血液をサラサラにする薬を始めましょうということで、リクシアナが処方されました。処方されたのは60mg錠。

大学病院

先週の金曜日に行ってきました。

経胸壁心エコー。一般的に言われる心エコー。

心エコーの検査自体は、健診で初めて不整脈の指摘を受けて、近所のクリニックで受けたのが初めて。その時は、特にコメントは無かった。検査時間もせいぜい5分程度だったと思う。

今回の検査は、基本的に検査者が動画や画像を記録するだけなのだが、30分程度かけてじっくりと検査した。基本横向きになっての検査で仰向けになって調べるものもあった。機材は進化していて3D映像なるものも記録を撮っていた。

 

検査が終わって、

「ずいぶんじっくり調べるんですね」

って言ったら、カテーテルアブレーションを受ける人はみんな時間をかけるんですよって。心臓が悪い人も多いから、そういう人の場合はもっと時間をかけることもあるそうです。

検査で分かったことは教えてもらえないのかという事も訊ねたのですが、

「分かった事もあるんですけど…。詳しいことは次回の診察で先生から聞いてください」とのこと。。。

 

病院は相変わらずややこしくて、館内で迷ってしまう。古い施設と新しい施設がくっついているので、その境界部分が特に分かりにくい。

次回の診察は2月中旬で先生の診察と採血、心電図です。