循環器の診察

昨日は循環器内科の診察でした。

12誘導心電図検査、血圧、聴診。

心電図検査については、期外収縮が少し数発出ているけれど、悪い兆候は無いと。

完ぺきではないのかもしれないけれど、心電図の波形で心筋梗塞の兆候も分かるそうなので、今のところそういう兆候は無いとのこと。血液検査での高脂血症も見られていないから、今の課題は期外収縮に伴うQOLの低下を如何に防ぐか。和らげるか。

QOLさえ下がらなければ、化学合成された薬剤を使うのは極力減らす。これが原則だと思う。それは、今の主治医も同じ考えで、落ち着いてきていれば薬は減らしていきますとのこと。少しずつ減らして最終的には必要最小限にしたいと。

今までかかった内科の先生は、ほとんどが3分診療で患者の話なんてまともに聞いてくれる人はいなかった。でも、いま診ていただいている先生は、時間をかけて丁寧に話を聞いてくださるので、安心感がある。

 

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私の母親は、すでに他界している。

10年以上、指定難病で寝たきりだった。脳神経系の難しい病気。徐々にいろんな臓器にも影響が出て、最後は多臓器不全。入院による闘病生活がものすごく長く、それをずっと支える立場であったので、考えさせられることは多い。人工呼吸器さえ装着しなかったが、胃ろうでの栄養補給、定期的な吸痰。病院での肉親による吸痰は認めていない病院だったので、横で苦しんでいるのを見ていても何もできないもどかしさとの闘いが、辛かった。もちろん、仕事をしながら病院へ行っていたので、実際に病室にいる時間としては短い。それでも、本当につらかった。見ている私がこれだけ辛かったのだから、本人の苦しさはもう。。。

なので、そこまでして療養治療をする必要があるのか?という自問自答が限りなく続いたことも事実。本人も周りも辛い。本人が望んでいない治療だったのではないかと。

でも、病院の人にはよく言われていました。

息子さんが病院に来ているとき、本当にうれしそうにしているんですよって。我々には絶対に見せない表情だって。

亡くなったのは、一昨年。

私の状態をよく知っている人からは、やっと自分の時間が持てるようになるねって、言われました。でも、実際はどうかというと、なかなか。

気持ちの整理はさすがに出来てきていますが、体調不良があちこちに出てきていて肉体的にも精神的にも限界だと感じる場面が続いていて、気持ちの面で余裕は全然無いです。少し、生き方そのものを見直すことを、今年は考えたい。真面目に。