不整脈の治療について

折角なので、これまでの治療について書こうと思います。

 

危険性の低い期外収縮は、基本的には何もしなくてよいと言われています。

自覚症状が全くない人もいるとのことで、積極的な治療は行わず安定剤だけを処方するケースが多いそうです。私の場合は、息苦しさや動悸を強く自覚していることもあって、投薬治療が行われました。

 

最初は、アーチストと呼ばれるα/β遮断薬のみの微量処方。これでも効く人は効くと言われたのですが、効果は無くて徐々に増量。その後頻脈発作が多発するようになって、期外収縮の数が増える結果となったため、積極的治療に転換。アーチストに加えてサンリズムも使っています。

 

不整脈の原因はよくわからないというのが結論です。

何が原因で起きているのか、よくわからない。

ただ、12誘導心電図と血液検査で危険な状態かそうではないかのかは、ある程度分かるようで、私の場合は後者。血液検査でも、確かにBNPは少し高めですが、中性脂肪と悪玉コレステロール値はいずれも二桁。会社の健診で超悪玉コレステロールの検査を行いましたが、これも正常値。心電図から心筋梗塞の兆候もある程度はわかるとのことで、その兆候も今は無いから安心してくださいと言われています。問題は、心拍を制御している電気信号だと。

 

不整脈というと、どうしても心臓が悪いと考えがちです。

それは私も同じで、心配になって何とかしたいと思ってきました。大丈夫だと言われても、本当にそうなのかなかなか信じられないもの。実際、とても苦しいので。

 

カテーテルアブレーション手術ですが、一時期は先生も本気で考えていました。

投薬で改善が図れない。自覚症状が辛く日常生活にも支障がある場合は、手術も検討する必要があると。ただ、手術はハードルが高く、短期間の入院とは言え厄介な問題がたくさんあります。カテーテル挿入とはいえ100%安全な手術では無いですし、身体的な負担も大きい。治療を行う外科医の技量にも左右されるし、発生部位によっては難しい治療を行っても治らない可能性や再発リスクもある。不整脈の誘発に失敗したら、そもそも治療できないということもあり得る。私の場合、心電図の経過からアブレーション手術は結構難しい部位が発生源なのではないかと言われており、治る可能性はあまり高くないと言われています。

 

なので、当面は投薬治療による対処療法で対処。発作が減ってきていることもその理由。経過は定期的な心電図検査等でスクリーニングを行って、異常がないかを確認する。自然に消滅することも少なくない疾患なので、生活に支障がなければ今のままで良いと。